2008年07月08日

現役会計士に聞く!ドラマ「監査法人」第4回を見て

ナビゲーターK
いよいよ検察が入り、ジャパン監査法人が崩壊しましたね。


会計士A
この話は、中央青山を題材にしているのでしょうが、法人の経営を
中心に考える「経営者」としての会計士と、「会計士としての使命感」
を考える若手会計士との間の「溝」は今でも存在するのではないでしょうか?


会計士B
メガバンクとの関係を大切しないといけないというのは
「経営者」からすると当然の考えですしね。
メガバンクの監査報酬は日本最大級、その上銀行は、あらたなクライアントを紹介してくれるので、きってもきれない関係ですね。


会計士C
現在の監査法人もそれぞれメガバンクをクライアントに持っています。
3大監査法人が3大メガバンクを見ている形です。
東京三菱UFJ ― トーマツ
みずほ     ― 新日本
三井住友    ― あずさ


会計士A
業界4位のあらた監査法人は、メガバンクのコンサルティングをやっているという話もあります。監査をしているクライアントに対してコンサルティングはできないので、必然的にあらた監査法人に依頼がまわってくるのでしょう。
いずれにしても、監査法人にとって銀行は重要な存在であることは間違いないですね。


ナビゲーターK
今回海外の監査法人が提携先を探していると来ていましたが、海外との提携はどんな意味があるのでしょうか?


会計士A
日本の企業もグローバル展開している会社が多いですし、欧米本社の日本法人も多いです。そういう場合、提携先の事務所にインストラクション(監査指示書)を送って監査をお願いすることができるんです。


会計士B
企業監査は米国のほうが進んでいます。今年からはじまる内部統制監査なども米国が先行しています。その場合に、提携先から監査ツールを使わせてもらう。というメリットもあります。
上場企業であれば、1国内で監査が完結しない場合も多いので、中堅規模の監査法人であっても海外事務所と提携している場合は多いですね。


ナビゲーターK
実際に日本の監査法人と、海外の監査法人はどのような関係になっているんですか?
日本の監査法人の歴史・統廃合と合わせて教えて頂けますでしょうか?


会計士C
私が2次試験に合格した2001年当時は、日本の4大監査法人と海外のBIG5が存在し、以下の提携関係を結んでいました。

・中央青山 - PWC(プライス・ウォーターハウス・クーパーズ)
・トーマツ - DTT(デロイト・トゥーシュ・トーマツ)
・朝日   - AA(アーサー・アンダーセン)、
・新日本  - EY(アーンスト・アンド・ヤング)及びKPMG
※新日本だけ、2つの海外ファームとメンバーシップを結んでいた)

その後、エンロン社の不正会計事件が発覚し、監査と担当していた
AA(アーサー・アンダーセン)が2002年に解散へと追い込まれました。

そこで朝日監査法人が海外提携先がなくなってしまい、
新日本と提携しているKPMGとの提携を考えました。
そこで、まず新日本のKPMG部門を独立させ、あずさ監査法人を
たちあげました。
そしてあずさ監査法人と朝日監査法人が合併し、現在のあずさ監査
となっています。


ナビゲーターK
朝日監査法人は、どうして自ら合併に動いたのに名前を
捨てたんですか?


会計士C
これは推測ですが、朝日監査法人は、りそな銀行の監査を担当した会計士が亡くなったり、社会的イメージがあまり良くなかったからではないでしょうか?


会計士B
あずさ監査法人の由来は、強さと柔らかさをかね添えた樹木の梓(あずさ)という意味と、AtoZ(全てお任せ下さい)という意味もあるそうで、海外受けも良いという考えもあったようです。


ナビゲーターK
中央青山は、2006年にカネボウの粉飾事件で業務停止になり、「みすず監査法人」に改称・清算法人となり、分離した一部の社員が、「あらた監査法人」をたちあげたんですよね。


会計士B
現在は4監査法人というより、3大+1と言ったほうが良いかもしれません。
3大監査法人
新日本 −EY(アーンスト・アンド・ヤング)
あずさ −KPMG
トーマツ−DTT(デロイト・トゥーシュ・トーマツ)

あらた −PWC(プライス・ウォーターハウス・クーパーズ)


ナビゲーターK
なるほど、大変勉強になりました。
来週からは、小野寺が立ち上げた「エスペランサ監査法人」が
いよいよ始動しますね。ベンチャーやフランチャイズなどの話も出てくるようなので、また監査の現場の話がでてくるかが期待ですね。







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posted by LIGAYA at 11:44| Comment(3) | ドラマ「監査法人」を斬る! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素朴な疑問なんですが、

>監査をしているクライアントに対してコンサルティングはできないので、必然的にあらた監査法人に依頼がまわってくるのでしょう。

という部分について、
たとえば、トーマツがみずほのコンサルティングをすることはできないのでしょうか?
もし可能なら必然的にあらたということにはならないのかな、と。

揚げ足を取るという意図ではなく、
業務量等との関係で、三大監査法人が、
各自が監査していない他のメガバンクのコンサルティングは、
事実上できないということなのかな?などと思ったのです。
Posted by 単細胞 at 2008年07月12日 02:00
単細胞様
コメントありがとうございます。

質問頂いた件についてですが、断定的な表現は少し誤解を招いたと思います。申し訳ありません。
3大監査法人が監査対象外のメガバンクのコンサルティングをすることは不可能ではありません。
ご指摘の通り、メガバンクの監査は、監査法人にとっても最大顧客となり、時間も人員も大幅にさくことから、他のメガバンクのコンサルティングまで行うのは、実質的に考えられないというのが実情のようです。
Posted by ナビゲーターK at 2008年07月25日 14:07

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Posted by 欲求不満カイケツwww at 2011年03月20日 10:24
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