2008年06月29日

『監査法人』第3回「粉飾の連鎖〜巨大銀行対会計士・存亡をかけた戦い」6月28日(土曜)

冒頭ナレーション
「在庫の商品を取引先に売ったと見せかけ、すべてペーパーカンパニーに返品させる。
この巧妙な在庫隠しを仕組んだのが飛鳥屋のメインバンク東都銀行だ。
時は2002年、不良債権処理に苦しむ銀行と監査法人の間に亀裂がうまつつあった」

前回からの続き、吉野(勝村政信)は飛鳥屋の決算書を承認する。

若杉(塚本高史)は、ジャパン監査法人の事務所廊下で理事(橋爪功)とすれちがい、飛鳥屋の件を報告した。
理事長は、「吉野は会計士の鏡だ。監査はバランスだ!彼のような会計士が企業をはぐぐみ、日本の経済成長をささえてきた。」と言う。
それに対し、若杉は「あなたは、幸福は心の問題、成功は金と権力の問題。といったが、おれは成功は求めない自分の信じる監査をつらぬく」と答える。


2002年5月
吉野率いる若杉、茜(松下奈緒)の監査チームは、コンピュータシステム開発会社「ウィングメル」の監査に入る。
吉野は、クライアントに笑顔で対応しているが、それに対し
若杉は苛立ち、吉野をいっしょに仕事をするとモチベーションが
上がらないと茜にこぼす。
茜は、それより今の監査業務に集中しよう。ウィングメルは銀行から
貸し渋りにあっているのに売上が落ちていないのはおかしいと考える。

ウィングメル社長の北山潤(今井朋彦)が挨拶にくる。吉野と若杉とコーヒーをのみながら吉野が大学時代からの親友で頼りにしていると話す。

東都銀行頭取室
週刊誌の飛鳥屋バッッシングを見て危機感を感じる頭取(竜雷太)。
経営企画室長の須賀(岩松了)は、中間決算の監査に不安を感じる。
頭取は、飛鳥屋を承認したので東都銀行も承認せざるを得ないだろう
と自信を持つ。

財務監督庁 
小野寺(豊原 功補)が検査局長宮島(利重剛)のもとをおとずれ、監査法人内でも東都銀行の監査に話題が集中していると話す。
財務監督庁 佐藤(田中幸太郎)は「金融界が国際標準にあわない銀行は淘汰されるべきだという意見が大きくなっている。東都銀行の融資先も破綻寸前だ」と告げる。
宮島は小野寺に、東都銀行に対しても厳格な監査をするようお願いする。
また、小野寺の父が元気かと聞く。
小野寺の父は、東都銀行につとめていたようである。

ウイングメルの監査を続ける若杉。
マクガフィンシステムという商品の売上だけ伸びており不思議に感じ
実際の卸先に確認しにいく。
茜は、勝手に調査に動く若杉に対し、不安ながらも一緒に販売先の
ソフトウェア会社をまわる。
若杉は、調査により「架空循環取引」されていることを発見し
吉野に報告する。

吉野は、そのことを知っていたが、「北山から信じているから
頼むと言われた、これからもっと成長する企業だから将来を
みすえて承認する。」と言う。

理事長と東都頭取、飛鳥屋社長(綿引勝彦)の3人で会食
須賀室長も同席し、理事長に対し「今度の監査をどうかよろしく。
銀行の自己資本比率が4%を下回ると公的資金を投入して国有化する
と言う話もあるので、自己資本比率を4%以上になるように
してほしい」と言う。
飛鳥屋社長も東都銀行が潰れたらこまる。
飛鳥屋の不正が明るみにでるとジャパン監査法人も危ないのでは?
篠原は、長い付き合いと信頼関係があるので見捨てるような事はしない
と答える。

小野寺が理事長室に話を聞きにくる。「東都銀行の主査は決まっているか?
会計士法が変わって、監査責任者が継続して同一企業を担当できる期間に
制限を設けるという噂があるので、東都銀行の監査は降りたほうが良い
のでは?」と忠告する。それに対し理事長は「主査はもう決めた」と答える。

ウインドメルの粉飾が明るみなり、ニュースになる。
内部告発があったらしい。
吉野は、ここまで成長させた企業をこんなことにして
監査が無意味になったとショックを受ける。

バーでウィンドメルでの監査をふりかえる若杉と茜に対し
井上(阿部サダヲ)が「金を儲けるだけなら悩まないけど、
友情や人間関係を考えるから、何がやりたいかわからなくなる。
人間はうらぎるが金はうらぎらない。」と言ってバーを去る。
井上が何ものかと聞く茜に対し、若杉は、東大生で理学部を卒業
したあと経済学部に通っているバーの常連だが、他には良くしらない。
若杉は、バーにあずかってもらっている娘ちかの様子を見に行く。

茜はマスター(清水章吾)に若杉が、なぜ会計士になったのか聞く。
それは篠原理事長の影響。多くのクライアントに頼られている
姿をみいた。会計士の仕事は金のためじゃない。人を幸せにする仕事だ
という篠原の言葉に打たれ懸命に勉強をして会計士を目指したと。

吉野は理事長に呼ばれる。東都の主査に任命されるが、吉野は荷が
重すぎると断ろうとする。飛鳥屋の実績をかったと言われる。
その後、小野寺と飲む吉野。
小野寺は、企業監査は企業のためだけでなく、国を正しい方向に
導くためにある。いままでの監査は企業の嘘につきあって、問題を
先送りしていただけ。ジャパン監査法人は篠原さんひとりでもってる
わけじゃない。篠原さんについていくのは得策ではないとアドバイスする。

帰宅途中の吉野、東都銀行の須賀から携帯に着信があり、
どうか東都銀行をお救いください。吉野先生より信頼にたるべき優秀な
会計士と聞いている。と

吉野はペットショップの前で茜と会う。
茜は、飛鳥屋の監査で吉野のことを軽蔑していたが、ウィンドメルの件で
監査の姿勢があいまいなわけではないと知ったと打ち明ける。
しかし吉野は、この仕事は世のため人のために役立っているか?わからなく
なると。どうして会計士になったのかと聞く茜に対しては、
クライアントの笑顔のためだと答える。

若杉が吉野に呼ばれる。東都銀行のチームに入って欲しい。
理由は監査に支障をきたすのであかせないと

2002年9月
東都銀行の監査に入る。
須賀からの説明「財政監督庁の金融検査マニュアルにそって融資先を正常先、要注意先、要管理先、破綻懸念先、
実質破綻先、破綻先の6つに分けてある」と

吉野はチームに対し、時間をかけても徹底的に調べるよう指示を出す。
夜遅くまで監査を続ける吉野に対し須賀は、そこまでチェックしなく
てもいいのでは?われられが信頼できないのか?東都銀行をつぶすつもりか?と迫る。
それに対し吉野は、メガバンクの経営が健全に行われているかどうか。重要な判断を
迫られ、重責にこたえるため努力をしている。われわれも命をけずっていどんでいる。
最後まで口をはさまないでいただきたいと答える。

吉野は事務所に戻り若杉と茜に意見を聞く。
若杉の意見は東都銀行の査定書はあますぎ、このままだと自己資本比率4%をきり
破綻する。
吉野は、同じ意見だが、すぐに破綻という判断はできない。審査会にゆだねたい。

字幕スーパー解説
審査会:法人内で選出された公認会計士によって、特に重要な案件について審議し、最終決定を行う。

小野寺が議長で約10名ほどの会計士で審議会が始まる。
理事長は承認する。他にだれも異論がないので終わろうとすると若杉が意見する。
東都銀行の融資先の多くが債務超過になっていると。
理事長は若杉に出て行けと言ったが
吉野が、話をしたいことがあると、思いを打ち明ける。
自分のような、クライアントによりそった監査を行ってきたが、時代はもはや私のような会計士を
必要としていないのではないか?
東都銀行の監査をすることは、東都銀行を救うためではなく、適正な監査を行うため
しいては日本経済を救うことにつながるという。

理事長は、今吉野は、冷静な判断が下せないでいる。吉野の判断がメガバンクを崩壊に導く。
日本経済にあたえる影響を考えたことがあるのか?

吉野は理事長に、その判断をゆだねたのは理事長あなたです。と告げ
飛鳥屋の裏帳簿を審査会メンバーに配る。理事長に説明を求める審査会に対し
吉野が、私が見落としていた。と言う。
再度、小野寺が審査会メンバーに対し、東都銀行の決算を承認するか採決をとる。
審査会では、東都銀行の決算に適正意見は下せないという結論を出す。

東都銀行の頭取は、適正は認められないという報告に対し、直接確認しにいく
というが、須賀が、記者たちが入り口で待っていると制する。ではお前が確認
しにいけと須賀を送り出す。
須賀は、東都銀行ビルから飛び降り自殺をする。

そのニュースを後部座席で見る井上(阿部サダヲ)「面白くなってきた」
秘書が「参りましょう社長」と声をかける。

ジャパン監査法人事務所
吉野は、若杉に君がいてくれてよかったありがとうと言って笑顔で去っていく。
小野寺は、吉野から手紙を受け取ったと若杉につたえる。
あわてて吉野を追う若杉と茜。
<第3回終わり>
ラベル:監査法人
posted by LIGAYA at 16:49| Comment(0) | ドラマ「監査法人」ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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